信和会のルーツ

平成16年9月1日、千葉県長生郡長南町に社会福祉法人信和会は、誕生しました。

信じるの「信」に、平和の「和」。電話などで、説明する際は、このように伝えます。

信和会初代理事長である永嶋信恒(旧姓:武田)は、大正13年、市原市に命を受けました。千葉医科大学(現千葉大学)医学部を卒業。その後、長南町で「武田医院」を開院。約53年間、地域医療に貢献してまいりました。また、戦国武将・武田信玄の末裔として「戦国大名 房総武田氏と信玄」を出版し、執筆家としても活動してまいりました。

時は過ぎ、2000年。介護保険制度が、発足しました。
長南町は、過疎化が進み、人口減少が著しい町でありました。
そこで、信恒は考えました。超高齢化社会となり、医療のみならず福祉でもこの町に貢献することはできないかと。

信恒は、行動に移します。自身の医院の患者を抱えながら、社会福祉法人設立に奮闘します。
しかし、設立には、莫大の書類処理と様々な機関とのやり取りが生じます。
悪戦苦闘しながらも、次女夫婦と協力し合いながら、平成16年9月1日に信恒念願の社会福祉法人を設立することができました。

志半ばで病に倒れましたが、その遺志は娘(次女)である現会長へと引き継がれています。

信和会の名前の由来は、
永嶋信恒の「信」と妻である和子の「和」をとり、信和会と命名いたしました。
長南町の医療そして福祉の発展は、信恒の情熱と和子の献身があったからこそだと思います。そんな2人の思いを大切にして、当法人はこれからも邁進してまいりたいと思います。